株価や長期金利の上昇を背景に、大手生命保険会社が「企業年金保険」の実質的な予定利回りを3年ぶりに引き上げる方針です。

 「企業年金保険」は、企業などから資金を預かって運用する団体年金保険です。

 日本生命では5000の団体に採用されていて、運用額はおよそ6兆円に上ります。

 運用の柱としている株価や長期金利が上昇していることから、日本生命は販売済みの企業年金保険の2023年度の配当率を、これまでの0.7%から0.85%に引き上げる方針です。

 これにより、配当込みの予定利回りはこれまでの1.2%から1.35%になる見通しです。

 企業年金を巡っては明治安田生命が先月、23年ぶりに予定利率の引き上げを決めています。

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