5月8日、積水ハウスのグループ会社・積水ハウス建設の入校式が滋賀県で行われました。住宅を建てる職人を2023年度の3.4倍にあたる134人採用したということです。

 (積水ハウス建設ホールディングス 大村泰志社長)「業界としては4週8休や残業の規制など、ある意味正しくなっていくんですよね」

 建設業界では、残業に規制がかかる「2024年問題」に加え、高齢化の影響で就業者はピーク時から約200万人減少していて、人手不足が深刻化しています。

 一方、積水ハウスが2030年までに想定している住宅の着工数は80万戸と現状と変わらない見通しで、人材確保と育成が喫緊の課題となっているのです。

 職人として1人で施工を行うようになるまで4~5年はかかるため、新入社員はまず3か月から半年をかけて、内装や外装工事の基礎を学びます。

 (新入社員)「6か月という長い期間で知識や技術をしっかりと身に付けて、現場に入った時にすぐ力になれるよう頑張っていきたいと思っています」

 (新入社員)「楽しみの部分もあるんですけど、女子なので力の面がすごく心配。手伝ってもらいながら技術をしっかり磨いていきたいです」

 2024年問題に高齢化。課題に直面する中、新人職人の育成は建設業界に欠かせない取り組みとなっています。

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