JR四国は5月8日、2023年度のグループ全体の決算を発表しました。3期連続の増収増益で、4年ぶりの黒字決算となっています。
JR四国の西牧社長が8日の会見で発表しました。
発表によりますと、23年度の決算は、グループ全体の連結で営業収益が533億円、本業のもうけを示す営業損益は116億円の赤字、最終的なもうけを示す純利益は35億円の黒字となりました。3期連続の増収増益で、黒字決算は4年ぶりです。
収益は全ての事業で増えていて、運輸と飲食・物販は2019年度と比べ約95%まで回復しています。
新型コロナの5類移行や23年5月に運賃を平均で約13%値上げしたことなどが主な要因で、過去4番目に高い純利益となっています。
(JR四国 西牧世博社長)
「手応えのある一定程度の成果が上がった年度だと考えている。明るい兆しが見えてきた。2025年度の目標が射程に入ってきた」
一方で西牧社長は、鉄道事業は依然、厳しい状況にあるとして、鉄道事業以外の収益拡大に力を入れたいと話しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。