建設業界での人材不足解消のため、積水ハウス建設グループが自前での職人の育成を強化しています。

8日、滋賀県・栗東市にある積水ハウスグループの訓練センターで行われた入所式には34人の職人を目指す訓練生が出席しました。

建設業界では大工の高齢化や、ことし4月から労働時間の規制が強化された「2024年問題」で人材不足が懸念されています。

通常、大手住宅メーカーは大工などの職人を直接雇用していませんが、積水ハウス建設グループは将来的な職人不足に備え、今年度134人の職人候補を採用しました。

昨年度の採用は39人で、今年はその3.4倍となります。

今年度採用された134人のうち、職人候補の一部の社員たちが栗東市のセンターで訓練を受けることになります。

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また、今年度からは研修強化や初任給アップなどで若い職人の定着強化も図っているということです。

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