先週、為替介入とみられる激しい値動があった外国為替市場はじりじりと円安が進行しています。

 先週の円相場は2度にわたる為替介入とみられる動きによって、1ドル=160円台から151円台まで乱高下しました。

 週明け6日の外国為替市場は、6日午前10時現在、1ドル=153円台半ばで取引されています。

 三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、6日の値動きについて「特段の材料がないなかで投機的な動きはあるが、当局の為替介入に向けた動きを警戒しつつ手探りの状態」と分析しています。

 また、三井住友銀行の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジストは、6日の値動きを152円台から154円台と予想したうえで、「アメリカで15日に消費者物価指数が発表されるまでは動きにくく、155円を超える円安は当局による介入への警戒感もあり難しい。いったん動きは鈍くなるがドル高基調ではあるのでジリジリと円安が進む」と分析しています。

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