政府・日銀による2回にわたる円買い介入とみられる動きが指摘されるなか、円相場は円高・ドル安が進み、3日には一時151円台となりました。
一方、日経先物は4日、190円高い3万8380円で取引を終えました。
アメリカのダウ平均株価が450ドル上昇し、輸出企業にとってマイナス要素である円高と、アメリカの株高が綱引きしている状態です。
三井住友DSアセットマネジメント 市川雅浩氏
「(アメリカ株高の)背景には4月の雇用統計が予想を下回って、早期利下げ期待が強まったことがある。利下げによってアメリカ経済の持続的な成長が見込まれるようになれば、アメリカ株の上昇につれて、日本株は円高でも上昇しやすくなる」
連休中の日本ですが、6日も日経先物の取引が行われます。
市川氏
「アメリカの金融政策が円相場に与える影響よりも、アメリカ株にどう影響していくのかを見極めている状況かなと思う。(日経平均株価は)連休前は3万8000円台を回復して終わっているので、3万8000円台で値固めができるかどうかは一つ重要なポイントです」
(「グッド!モーニング」2024年5月6日放送分より)
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