3日の円相場は、為替介入への警戒感から円を買い戻す動きが優勢で、153円を挟んでもみ合いました。
そんななか、日本時間の3日午後9時半、市場が注目するアメリカの4月の雇用統計が発表されました。
農業分野以外の就業者数は、前の月と比べ17万5000人増えましたが、市場予想の24万人程度の増加を下回りました。
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
広木隆氏
「非常にサプライズですね。このところ、アメリカの経済は強いというコンセンサスになっていましたから。それが一転、弱い雇用統計が出たものですから。FRB(連邦準備制度理事会)も利下げに動けるんではないかと。そういうような期待が出てきて、円高に動いている」
発表直後、円相場は1ドル153円台前半から一気に151円台後半まで1円以上、円高方向に動きました。およそ3週間ぶりの水準です。
その後、153円付近まで戻しています。
(「グッド!モーニング」2024年5月4日放送分より)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。