JR山口線の人気列車「SLやまぐち号」が、2年ぶりに運行を再開するのを前に、2日、機関車への「火入れ」が行われました。
火入れは、動力源の蒸気を生み出すボイラーに火を付ける蒸気機関車ならではの準備作業で、石炭をくべて火力を上げ、徐々に蒸気の圧力を高めていきます。
新山口駅と島根県の津和野駅を結ぶ「SLやまぐち号」は、客車を牽引するD51形蒸気機関車の炭水車の不具合で運休が続いていましたが、大型連休に合わせて3日、2年ぶりに運行を再開します。
◆JR西日本下関総合車両所新山口支所 太田浩介支所長
「本当に長くお待ちいただいたと思っているので、元気な姿で走らせることに重きを置いて、しっかり取り組んでいきたい」
実際の路線での最終チェックとなる試運転も無事に終えていて、観光客誘致に向けた沿線の期待が高まっています。
「SLやまぐち号」は、5月3日から6月を除いて11月まで、土曜・日曜を中心に、新山口ー津和野間を1日1往復することになっています。
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