大谷翔平選手のスポンサー契約が続々と増えています。

 4月30日に新たに伊藤園の「お~いお茶」とグローバル契約を結んだことが発表された大谷翔平選手。伊藤園は「お~いオオタニサン!」から始まる応援メッセージを新聞の全面広告として国内外の60紙に掲載。その広告のボトルには大谷選手自作の一句「いつの日も 僕のそばには お茶がある 大谷翔平」と書かれています。

 一方、大阪のルクアイーレにあるアットコスメオーサカでは、大谷選手にちなんだイベントが開かれています。山中真アナウンサーが取材しました。

 (山中アナ 5月1日)「きょうオープンの大谷選手が使っているコスメの限定ショップ。ちゃんと野球のグラウンド仕様になっていますよ」

 こちらは大谷選手とグローバル契約を結んでいる化粧品ブランド「コーセー」の期間限定ショップ。大谷選手が使っている化粧品を実際に試せるだけでなく、こんなスペースもあります。

 (山中アナ)「みなさん見覚えあるんじゃないですか?野球のロッカールームを再現しているということです。インスタの写真ありましたね。今回はブランドイメージの紫色で再現していると。しっかりここに同じように同じ位置に化粧品が置かれていますよ」

 大谷選手のロッカーを再現した撮影スポットなど、大谷選手を全面に押し出した作りになっています。

 (客)「(なぜ購入した?)大谷くんがCMしているし。(QCMしているから買った?)ですね。使ってみたかった笑」
 (客)「大谷選手が使っているのを見て、刺激を受けて、使おうかなと。大谷選手の活躍を毎日YouTubeで見ていますので、肌のつやいいなと思いながらずっと見ています」

 コーセーによりますと、大谷選手の起用後に86万個が売れ、前年と比べて4割増の売り上げに。特に男性の購入者は7.5倍になったといいます。売り場の担当者は。

 (山中アナ)「売れていますか?」
 (アットコスメオーサカ責任者 加藤涼太さん)「はい、売れています。昨年発表させていただいたベストコスメアワードでは13商品が28部門で受賞していまして、これまで24年の歴史の中で、最多を受賞しているぐらいすごいです」
 (山中アナ)「28冠ということですか?」
 (加藤涼太さん)「28冠とっています。大谷さんのブランドだとかの声をよく聞いたりするので、大谷さんがきっかけになっているような気はします」

 絶大なる大谷効果。この「コーセー」のように大谷選手とスポンサー契約を結ぶ企業は、寝具メーカーや銀行、人材サービス、大手英会話教室など、約20社。シーズンに入ってからも増え続けています。

 この状況にSNS上では「着々と増えていく…スゴイのひとこと」「えぐい!」「そりゃ大谷翔平=国家って言われるわ」といった驚きの声があがっています。

 大谷選手のスポンサー契約について広告の専門家は次のように話します。

 (桜美林大学 西山守准教授)「大谷選手を起用すること自体で企業に箔がつく。そうなると広告自体が流れなくてもメディアで取り上げられますので、そのこと自体が広告効果になります。代替が不可能というそういったレベルの方ですね」

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