アンデスメロンと聞いて何を思い浮かべますか。南米の山々が頭をよぎったら、それは大きな間違いです。
■「アンデスメロン」名前の由来は?
アンデス山脈ではありません この記事の写真 切った瞬間、滴るみずみずしい甘い果汁。メロンはこれからまさに旬を迎えます。
なかでもお手頃価格で身近な存在といえばアンデスメロンですが、このメロンにどんなイメージを持っていますか。
南米大陸をまたがるアンデス山脈で作られたメロンだと思っている人が多くいましたが、それは大きな勘違いです。
実は、アンデスメロンとアンデス山脈は全く関係ありません。それどころか、日本で開発された品種です。
にもかかわらず、なぜアンデスメロンと名付けられたのでしょうか。アンデスメロンにも詳しいアキダイの秋葉弘道社長に聞きました。
秋葉社長「果肉も厚くて、味も濃厚ですね。甘味が非常に強いメロン」 「(Q.名前の由来を知っている?)なんですかね。アンデス…。ナンデスか?みたいな」
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■「アンデスメロン」込められた開発者の想い■「アンデスメロン」込められた開発者の想い
開発者の想いが込められたアンデスメロン多くの人が勘違いしていますが、アンデス山脈とアンデスメロンは一切関係ありません。
アンデスメロンは日本生まれの品種で、名付けたのも日本人ということです。
坂田武雄氏今回は、アンデスメロンを開発した会社に話を聞きました。大正時代に創業した、花や野菜のタネを開発・販売してきた「サカタのタネ」です。
「サカタのタネ」によりますと、「アンデスには開発者の想いが、この名前に込められている」ということです。どんな経緯でアンデスメロンが誕生したのか。開発秘話を聞きました。
1977年に誕生したアンデスメロン きっかけは、創業者・坂田武雄氏がメロンが大好きだったからです。ヨーロッパで食べたメロンのおいしさに感動して、「日本でも作りたい」と研究が始まったということです。
1970年代、網状のネットメロンは高級品がメインでしたが、甘さに当たり外れがあったということです。
そこで作る人も、売る人も、買う人も「安心できるメロンを作りたい」と試行錯誤した結果、1977年にアンデスメロンが誕生しました。
「あんしん」から生まれた名前名前の由来は、作って安心・売って安心・買って安心の「あんしん」です。安定した甘さでお手頃なメロンということで、「あんしん」です。
メロンは種のある芯(しん)をとって食べますよね。「あんしんです」から芯をとると、「アンデス」になります。当時の社員が命名したということです。
(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年4月30日放送)
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