日々の食卓に欠かせないキャベツの価格が高騰し、飲食店にも影響が出ています。

キャベツの高騰は一体いつまで続くのか取材しました。

寒くなってきたこの時期に食べたくなるのが福岡名物の「もつ鍋」です。

その、もつ鍋に欠かせないキャベツに今、異変が起きています。

福岡市内のスーパーを訪ねてみると…。

◆記者リポート
「こちらの店ではキャベツが1玉、税抜き299円で販売されています」

キャベツが去年の同じ時期の2.5倍~3倍となる1玉323円(税込み)に値上がりしていました。

今年の夏の猛暑の影響で収穫量が減少したためとみられています。

このほか鍋野菜の定番、白菜の2分の1サイズが去年の2倍の215円、長ネギが去年の1.3倍の323円に値上がりしています(いずれも税込み価格)。

◆来店客
「なんでも高いですね。(家計に)響いてますけど、食べないわけにはいかないでしょう。毎日計算しながら買っています」

◆来店客
「夫が糖質制限していて、毎日サラダを大盛で食べたがる。葉物やキュウリがすごく高くて、なかなか困っています」

◆サニー平尾店 堀田倫巳店長
「全体で2倍の高騰となっています。カット野菜や小分けにして、お客様に少しでもお安い価格で、手に取っていただきたい価格でご提供しています」

キャベツの高騰の影響は、こんなところにも…。。

濃厚なソースが食欲をそそるお好み焼き。

しかしこのお好み焼きに欠かせないキャベツの高騰に店は頭を悩ませています。

◆八昌 和泉昌明代表
「今まで経験したことがない高さですね。(例年の)3倍くらいにはなっていると思います」

こちらの店では、多い日で1日に25玉ほどキャベツを使用しています。

例年この時期はキャベツの価格が安定しているため、1ケース10キロを1600円ほどで仕入れていましたが、今年は5000円近くだといいます。


さらに、お好み焼きに使用する小麦粉や卵などの材料も値上がりしているため、先が見えない状況だと話します。

◆八昌 和泉昌明代表
「材料費だけでなく、光熱費から人件費からすべてのものが上がっています。大変心苦しいですけど、価格転嫁は避けられない状態かなとは思います」

今後のキャベツの価格について農林水産省は「今月後半にかけて徐々に落ち着くものの、年内は平年を上回って推移する」としています。

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