外国為替市場で先ほど円相場は1ドル=160円台をつけ、34年ぶりの円安水準となりました。

週明けも円安が止まりません。先ほど午前10時半ごろ、円相場は円安が一段と進み、一時、大台の1ドル=160円台をつけ、1990年以来34年ぶりとなる円安水準を更新しました。

日銀は先週の決定会合で金融政策の維持を決定。市場では植田総裁が円安進行に踏み込んだ発言をするという観測が広がっていましたが、会見では、円安の進行が基調的な物価上昇率に与える影響は無視できる範囲との認識を示しました。

これを受け、日米の金利差が当面縮まらないとの見方が広がり、より高い金利で資金を運用しようと円を売ってドルを買う動きが強まり、円安が急加速していました。

今週、アメリカFRBも金融政策を決める会合を開きますが、政府・日銀がどこまで円安が進めば為替介入に踏み切るのか市場では一段と緊張感が高まっています。

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