「ブラックフライデー」で、スーパーやECサイトなどあちこちでセールが行われています。

 11月29日に始まった高島屋大阪店のブラックフライデー(12月1日まで)。29日は「いい肉の日」ということもあり、特にお肉の商品をお得に提供しています。

 (大吉洋平アナウンサー)「鹿児島県産の黒豚バラのうす切り肉。『いい肉』で500gが1129円(税込み)。通常の30%オフなんですって」

 さらに、国産牛肉のこま切れも400g1129円(税込み ※各日100点限り)!

 お肉を使った総菜もお得です。「はり重」の「揚ミンチカツ、通常は2個で692円のところ、150円以上も安い540円(税込み)です(※各日10セット限り)。

 「京都WHAT’Sおにくのおすし」の松阪牛のローストビーフを贅沢にのせたお寿司は、20%オフで1折1501円(税込み ※各日30折限り)。

 ブラックフライデー商戦は各社展開しています。イオンではダウンジャケットなどの防寒着が半額に。イトーヨーカドーはブラックにちなんで税別960円のマグロの切り盛りや、黒毛和牛の食べ比べセットが並びました。

 旅行会社のHISでも「沖縄3日間(4人1室利用)が1万8800円~」や「ハワイ5日間が9万9800円~」などお得なセールを実施しています(11月22日~12月2日)。

 そもそもブラックフライデーの起源はアメリカ。毎年この時期に大型セールが行われています。日本で始まったのは10年ほど前で、当時のイオンを取材すると…

 (河田直也アナウンサー 2016年)「オープン前なんですけど、見てください、この行列!ずーっと向こうのエスカレーターまで行列続いていますよ」

 しかし、その当時の客に話を聞いてみると、「ブラックフライデー」という言葉は定着しておらず、“ただのセール”と認識している人がほとんどでした。

 (街の人 2016年)「(Qブラックフライデーは?)いや、知らなかったです。普通のセールと変わらないんじゃないかと思うんですけど。(Q日本に定着する?)難しいんじゃないですか」

 一方、29日に街で聞いてみると…

 「(Qブラックフライデーは?)一応知っています。商品が安くなる日。ちょっと安くなった日用品とかを買っています」
 「セールなのは分かっているけど、若い人のほうが上手にSNSを見て使っている気はする」
 「知ってます。安く買えるかなという感じ。いいものが安く手に入るとすごくうれしいですね」

 専門家は、日本でブラックフライデーが広まったきっかけは、消費税の5%から8%への引き上げだと話します。

 (流通ジャーナリスト 西川立一さん)「日本の経済界が(増税で)消費が落ち込むので、消費の喚起策としてですね、やったらどうかという提案をした」

 消費喚起のため海外から輸入された「ブラックフライデー」。物価高、節約志向が強まる中でも広がりを見せています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。