JR九州が7月に行っていた鉄道運賃や料金の値上げ申請について、国土交通省は29日、申請通り認可しました。
値上げは2025年4月1日から実施されます。
JR九州によりますと普通運賃は平均14.6%値上げし初乗り運賃は現在の170円から200円となるほか、通勤定期は平均30.3%、通学定期は平均16.0%値上げします。
また新幹線の特急料金は平均12.4%の値上げですが、九州新幹線の一部の隣接駅間での自由席特急料金は870円に据え置くほか、西九州新幹線では全区間の特急料金を据え置きます。
在来線の特急料金やグリーン料金は値上げの対象外となります。
運賃や料金の値上げは2025年4月1日から実施されますが、3月31日購入分までは、乗車日や有効期間にかかわらず、値上げ前の運賃・料金で発売されます。
JR九州は「さらなる経営努力を前提に、鉄道事業の継続に必要な『安全への投資』『人材確保のための待遇改善』『物価高騰』『激甚化する災害』への対応を着実に進め、安全を最優先に、サービスの向上に努めてまいります」とコメントしています。
■主な区間の普通運賃(大人)
○博多駅から(※筑肥線は福岡市地下鉄分を含む)
・折尾駅 現行950円⇒改定後1090円
・赤間駅 現行660円⇒改定後760円
・香椎駅 現行230円⇒改定後270円
・吉塚駅 現行170円⇒改定後200円
・二日市駅 現行280円⇒改定後340円
・鳥栖駅 現行570円⇒改定後660円
・久留米駅 現行760円⇒改定後870円
・篠栗駅 現行280円⇒改定後340円
・直方駅 現行950円⇒改定後1090円
・新飯塚駅 現行760円⇒改定後870円
・筑前前原駅 現行580円⇒改定後640円
・九大学研都市駅 現行530円⇒改定後570円
○小倉駅から
・下関駅 現行280円⇒改定後340円
・西小倉駅 現行170円⇒改定後200円
・八幡駅 現行280円⇒改定後340円
・黒崎駅 現行280円⇒改定後340円
・下曽根駅 現行280円⇒改定後340円
・行橋駅 現行480円⇒改定後560円
・志井公園駅 現行280円⇒改定後340円
■主な区間の運賃と料金(特急・西九州新幹線)
※料金は指定席特急料金(通常期)、運賃と料金の合計
○博多駅から
・佐賀駅 現行2660円⇒改定後2830円
・諫早駅 現行5270円⇒改定後5600円
・長崎駅 現行6050円⇒改定後6490円
・佐世保駅 現行4500円⇒改定後4750円
・ハウステンボス駅 現行4500円⇒改定後4750円
・行橋駅 現行3580円⇒改定後3860円
・大分駅 現行6470円⇒改定後6910円
・直方駅 現行1450円⇒改定後1590円
○小倉駅から
・中津駅 現行2660円⇒改定後2830円
・別府駅 現行4860円⇒改定後5190円
・大分駅 現行4860円⇒改定後5190円
■主な区間の運賃と料金(九州新幹線)
※料金は指定席特急料金(通常期)、運賃と料金の合計
○博多駅から
・鹿児島中央駅 現行10640円⇒改定後11950円
・熊本駅 現行5230円⇒改定後5840円
・筑後船小屋駅 現行2920円⇒改定後3220円
・久留米駅 現行1630円⇒改定後1740円
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