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 「103万円の壁」の引き上げに伴う財源の議論が影響し、財務省のSNSに批判の声が殺到しました。誹謗(ひぼう)中傷ともとれる書き込みも殺到しています。

■「103万円の壁」税金に関心

書き込まれた1800件ものコメント この記事の写真 財務省のXから(今月20日の投稿)
「本日、貿易統計を公表しました。差引額は4612億円の赤字となりました」

 財務省が貿易統計を公表した20日の投稿。事実のみをたんたんと伝えていますが、1800件ものコメントが書き込まれています。(29日午前0時までのコメント)

コメント内容の多くは財務省批判

 先月27日の衆議院選挙の前日の投稿を見ると、13件、14件、16件、100倍以上に増えていることが分かります。コメントの内容を見てみると、多くが財務省への批判です。

Xの投稿を再現
「貿易が赤字になっているということは、景気回復まだですよね。てことは増税なんてしている場合じゃなくて、するべきは減税ですよね」 国民民主党 玉木雄一郎代表

 きっかけは、国民民主党が打ち出した「103万円の壁」の引き上げに財務省が抵抗しているとみられているためです。

Xの投稿を再現
「赤字だから増税しないといけない?もう増税のやり過ぎで生存権を侵害するところまで国民の生活は困窮している」 誹謗中傷ともとれる書き込み

 自らの意見を述べる人もいる一方…。

Xの投稿を再現
「無能どもはやくやめろや!」
「財務真理教は国民をだますな。日本人のクズだと思いますよ」

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■加藤大臣「真摯に受け止め」

■加藤大臣「真摯に受け止め」

財務省前

 財務省のSNSには厳しい意見が数多く寄せられています。どう受け止めているんでしょうか。財務省の職員に話を聞きました。

財務省職員(40代)
「もう20年以上この会社に勤めているから、前から批判があることは分かっている。でも、必要なことをしている」 財務省職員(70代)
「みんな公務員ですから。単なる公務員ですから。特別な権限を持っているわけじゃない」 財務省職員(40代)
「本当に遅くまで真面目に自分の業務を1つ1つこなしているので。(意見を)受け入れる側としては、改善していく点でいいかなと思う。業務に関係ない誹謗中傷とかはやめていただきたい」 加藤勝信財務大臣

 財務省トップの加藤勝信財務大臣は、次のように述べています。

加藤財務大臣
「財政や税制などについて様々な意見をいただいていますが、こういった意見を真摯に受け止めたうえで、適切な経済財政運営が財務省としても引き続き図っていけるように、私としても努力していきたい」

(「グッド!モーニング」2024年11月29日放送分より)

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