制服・ユニフォーム製造の「ティーアイ企画」など関連会社3社が福井地裁から特別清算開始命令を受けたことが分かりました。3社合わせて負債額は約6億1600万円です。
 
福井市の「ティーアイ企画」(前商号:セイコウ)は、1958年に創業、1994年に法人改組し、警察や消防などの制服やユニフォームを製造してきました。特に警察の礼服については、全国シェアの約50%を占め、2020年7月期の年売上高は約14億9500万円を計上していました。しかし、後継者問題や設備投資に伴う有利子負債がかさんだことなどから、2023年10月、株主総会の決議により事業を別会社に継承の上で債務整理に入っていました。

また、紳士服の製造部門として設立された「ディーエス工房」も、2024年6月の株主総会決議により解散し債務整理に入り、ユニフォームの縫製部門として設立された「海翔」も、2023年10月の株主総会決議により解散し債務整理に入っていました。
 
負債は「ティーアイ企画」が約4億5100万円、「ディーエス工房」が約9700万円、「海翔」が約6700万円で、3社合計で約6億1600万円となっています。

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