広い校庭にポツンと置かれた「四角い箱」。周りには多くの捜査員がいます。
なんと、この箱の中に爆弾とされる不審物が入っているというのです。
「物騒ですね。なんか怖い。安全にしてもらいたい」住民からは不安の声が…
11月22日午前11時ごろ、札幌市北区の札幌国際情報高校で、教師から「生徒が小型爆弾を作った」などと110番通報がありました。
警察によりますと、持ち込まれた不審物は、マッチの先端の「リン」を削って、長さ4センチほどの筒に入れられたもので、全部で3本あったということです。
教師が安全のため不審物を回収し、手提げ金庫に入れて、校舎から離れたグラウンドに置きました。
学校周辺には警察官が出動し、厳戒態勢がとられました。
爆発物処理班が駆けつけ、慎重に金庫を開けると、中には四角い箱のようなものが入っていました。
ここで捜査員は次の一手を打ちます。登場したのは遠隔操作のロボットです。
ロボットは金庫の前に到着すると、ゆっくりとアームを広げ、中から箱を取り出しました。
不審物はX線検査などにより爆発の危険性は低いと判断されましたが、処理班が慎重に作業を続け、午後4時ごろ無事回収。校外に運び出されました。
生徒らは下校していて、けが人などはいませんでした。
警察は爆弾を作った経緯や持ちこんだ状況などを調べています。
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