高速道路のサービスエリアなどに無人店舗が登場しました。
長野県の上信越道にある東部湯の丸サービスエリアに21日オープンしたのが、全国の高速道路で初となる無人販売店舗です。
会計機の前に立つだけでバーコードをスキャンしなくても、かごに入れたものが表示されます。
店舗では東京都内の企業が開発した無人決済システムを活用。
利用客が手に取ったものをセンサーとカメラで判別していて、店に入ったら棚から商品を取るだけでバーコードを読み取る手間なく会計が可能です。
24時間365日、無人のままでお菓子やお土産などを販売できます。
実際に利用した千葉県から来た女性は「スキャンしなくていい。(商品を)取ったら計算できているのが便利。サービスエリアにはすごくいい。24時間対応できることもあるから」と話します。
サービスの質を落とさずに省人化を目指す今回の取り組み。
東部湯の丸サービスエリアは、フードコートなども24時間営業で多くの利用者がいる一方、夜間スタッフの確保に苦労していたといいます。
ネクスコ東日本エリアトラクト・吉見秀夫社長:
高速道路のSA・PAは山間部に立地していることが多く、従業員の確保は厳しい状況。無人販売店舗を導入し省人化を図ることで、営業時間も確保する。
NEXCO東日本は今後、無人店舗の効果を検証しながら各地のサービスエリアなどにも広げていきたいとしています。
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