下請け業者に金型などを無償で保管させたとして、公正取引委員会は21日、愛媛県新居浜市の住友重機械工業の子会社に下請法違反に基づく勧告を行ったと発表しました。
勧告を受けたのは、鋼材を引き延ばすローラーなどを製造している新居浜市の住友重機の100%子会社「住友重機械ハイマテックス」です。
公正取引委員会によりますと、住友重機械ハイマテックスは去年4月から今年7月にかけ、下請け業者5社に対し、次の発注があるかどうかわからないのに、部品の製造に使う金型など178個を無償で保管させたものです。
公正取引委員会は再発防止に向け、発注担当者に下請法の研修を行うなど、社内体制を整備するよう勧告したということです。
住友重機械ハイマテックスは、「勧告を厳粛に受け止め、コンプライアンスの一層の強化と再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
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