牛のレバーを十分に加熱せず販売した疑いで、食肉加工会社の社長らが逮捕された事件で、京都府警の捜索時に加熱機械の設定温度が国の基準を大幅に下回っていたことがわかりました。

大分県の食肉加工会社の社長・桝田治基容疑者(66)と、社員で食品衛生管理者の濱田豊市容疑者(66)は、牛のレバーを十分な加熱処理をせずに加工食品として販売した疑いが持たれています。

2人は「牛レバーハム」として国の基準を満たした低温殺菌をしていると、HPでアピールしていました。

しかし、京都府警がことし9月に会社を捜索した際、加熱する機械の設定温度が国の基準を大幅に下回っていたことが分かりました。

濱田容疑者は、「故意にしたということはないはずです」などと容疑を否認していますが、警察は見た目が生レバーの商品を販売する目的で、意図的に加熱温度を下げていたとみて調べています。

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