長野市の「桜観光タクシー」が事業を停止し、破産手続きに入りました。負債総額は約6億5000万円にのぼる見込みです。
東京商工リサーチによりますと、11月20日に事業を停止し長野地裁に破産を申請。破産手続きの開始決定を受けました。
「桜観光タクシー」は1962年に創業し、ピークの1999年3月期には6億9700万円の売り上げを計上しました。しかし、競争激化や人口減少による需要の減少で減収が続き、さらに、新型コロナウイルスの感染拡大で、2021年3月期の年間売上高は2億円前後に激減。コロナ後も赤字経営が続き、燃料費の高騰も影響したとみられます。なお、従業員と保有していた73台は長野観光自動車が引継いだということです。
県タクシー協会によりますと、コロナ禍で全体の2割ほどのドライバーが離職し、人手不足も大きな課題となっています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。