名古屋市に本社を置く興和は11月20日、世界で初めてミノムシの糸を使った繊維による製品化を実現し、新たなブランドを立ち上げたことを発表しました。
ミノムシが吐く糸=ミノムシ繊維は、硬くて粘り強い上に天然素材で環境にもやさしいことから、興和は製品化に向けて研究開発を進めてきました。
20日午後、東京都内で開かれた記者会見で、興和はミノムシ繊維を使った新たなブランド「MINOLON」を立ち上げたと発表しました。
ミノムシ繊維を炭素繊維強化プラスチックとかけ合わせることで、高速での衝撃を吸収しつつ壊れにくい素材になるということで、現在スポーツメーカーと共同で具体的な製品開発を進めているということです。
興和は既にミノムシを安定的に短期間で飼育する方法も確立していて、今後生産力の強化を図るとともに、ミノムシ繊維を活かした新たな製品開発を進めることにしています。
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