新潟県燕市の宮畑建設工業が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したことが分かりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、宮畑建設工業は2018年に設立された建設業者で、2019年1月に建設業新潟県知事許可を取得し、外構工事や基礎工事、塗装工事などを得意としていました。

受注形態としては、大手・地元建設業者の下請けを主体とした展開で、2020年3月期は大口工事の完工もあり、8054万円の売上高を計上していました。

しかし、2021年3月期の売上高は4946万円に減少し、1090万円の赤字計上を余儀なくされました。その後、完工高は回復傾向にあったものの、赤字からの脱却には至らず、債務超過額も拡大。資金繰りの悪化から租税公課の滞納なども生じていたもので、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至ったということです。

負債総額は債権者26人に対し、約3500万円が見込まれています。

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