岩手県内に本店を置く3つの地方銀行の中間決算が出そろいました。
岩手銀行と北日本銀行はいずれも増益、東北銀行は減益となりました。
このうち岩手銀行は11月12日に中間決算について会見を開きました。
それによりますと、所有する債権や株式の利息、配当などの運用益が増加し、経常収益は213億1600万円と2023年の同じ時期を上回りました。
また、貸出金利息の増加などの影響もあって中間純利益は前の年の同じ時期より20・8%増え34億4200万円と中間決算としては3期ぶりの増収増益となりました。
更に、アメリカ大統領選でトランプ氏が圧勝したことによる地域経済への影響について岩山徹頭取は次のように述べました。
岩手銀行 岩山徹頭取
「円安のさらなる進行はあまり良くないと思っている。この部分は注視していく」
その上で「取引先への支援についても考えていく」と話しました。
北日本銀行は株式の売却益が減少し経常収益は113億3500万円と前の年を下回りました。
一方、取引先の大規模な倒産がなく中期純利益は22億4200万円と前の年の同じ時期から倍以上増えました。中間決算としては4期ぶりの減収増益です。
東北銀行は株式売却益の減少などで経常収益は65億7300万円と前の年を下回りました。
中間純利益は所有株式の配当金などが減り6億8000万円に留まり、中間決算としては2期ぶりの減収減益です。
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