ゴールデンウィークを前に長野県軽井沢町で一般ドライバーが有料で客を運ぶ「日本版ライドシェア」のサービスが始まりました。県内で初めての導入です。
軽井沢町の土屋町長が乗り込んだのは、『ライドシェア』の車両。ゴールデンウィークを前に県内で初めて「日本版ライドシェア」のサービスが始まりました。
観光地・軽井沢。去年7月・8月の観光客は約300万人でコロナ前の8割程度に回復。
しかし、タクシードライバー不足は深刻で、現在、町内5つの会社で137台しか運行していません。需要に対応できない状況が続いていました。
そこで、導入したのが「日本版ライドシェア」。タクシー会社が運行管理を行う運営主体となり、一般のドライバーが自家用車を使って人を運ぶ仕組みです。
車を呼ぶときはアプリを使い、事前に出発地と目的地を伝えると近くの車が迎えに来ます。
国内では大都市圏ですでに始まっていますが、軽井沢も25日国の認可がおりました。26日は役場で出発式が行われ町もタクシー協会も期待感を示しました。
軽井沢タクシー協会・松葉和彦会長:
「軽井沢に来られたお客さまにとっては時間が重要に。(ライドシェア活用し)その時間を楽しんで過ごしてもらいたい」
ドライバーはこれまでに約250人の応募があり、面接を経て、現在8人が採用されました。大町市の広越智岳さん(50)。仕事の合間に運行する予定です。都内でリムジンの送迎ドライバーをした経験もあるということです。
「ライドシェア」ドライバー・広越智岳さん:
「短時間でも仕事ができるというところが魅力。これから安全に気を付けて運転したい」
運賃はタクシーと同じ水準で、今後、町とタクシー協会は夏のハイシーズンに向け最大25台を運行できるよう採用や研修を進めることにしています。
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