白鷹町で2人が死亡した正面衝突事故を受け、県がゴールデンウィークを前に、事故現場周辺の路面に車のスピードダウンを促す塗装をする緊急の安全対策工事が行われた。
この事故は4月8日、白鷹町の国道348号で、走行中の軽乗用車がカーブの終わり付近で対向車線にはみ出し、乗用車と正面衝突して2人が死亡したもの。
(リポート)
「事故があった現場の少し手前の位置です。事故はこの先のカーブを抜けたところで発生していて、ドライバーに注意を促すための『この先カーブ注意』の文字を塗装しています」
26日、国道348号の道路管理者である県は、ドライバーに注意を促すための対策工事として「路面の塗装」を行った。
事故現場付近のカーブに、道路の幅を狭く見せてスピードダウンを促す「ドットライン」を引き、さらに、カーブに差し掛かる位置には「この先カーブ注意」の文字と「スピードダウンを意識させるマーク」を塗装した。
(置賜総合支庁 西置賜道路計画課・鈴木剛課長)
「山の中を走る道路で勾配やカーブがある。疲れたら駐車帯も設けているので、適宜休憩をとって運転してもらうようお願いしたい」
県と警察によると、県内で過去にこのような対策を実施した場所では、一定の事故抑止効果が発揮できているという。
県は今後、現場付近を巡回して事故抑止効果の検証を行うとともに、必要に応じてさらなる対策も講じたいとしている。
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