FNNは6日、国民民主党の玉木代表を単独取材。
注目される103万円の壁についても話を聞きました。

自民党でも議論がスタートする中で、果たしてどのように決着していくんでしょうか。

6日午後、FNNの単独インタビューに応じた国民民主党の玉木代表。

国民民主党・玉木代表:
公党の公約を軽く見ているのかなと。交渉が始まる前から譲る気は全くありません。

語気を強めるその訳は、国民民主党の看板政策「103万円の壁」を巡る自民党の対応についてです。

6日、自民党では「103万円の壁」の見直しを巡り議論がスタート。
国民民主党は、所得税がかかり始める年収の額を178万円まで引き上げるよう求めていますが、自民党の宮沢洋一税調会長は「玉木代表もそれにこだわるわけではないというお話はされているようでありまして。(Q.こだわるわけでないというのは?)178万円ですか。(Q.引き上げ幅について?)というふうに僕は理解しましたけど」とコメント。

178万円にはこだわっていないのか玉木代表に聞くと、「選挙の公約ですから、めちゃくちゃこだわっていますから。自民党側となんら交渉していない中で、178万円の基準を変える理由はありません。まったく譲る気はありません」と、一歩も引かない姿勢を強調しました。

国民民主党・玉木代表:
そもそも今の現状において、自民党と公明党は過半数を割っている。議席配分選んだのも民意ですから、そこを重く受け止めて、国民民主党を介して(民意を)与党に伝えていることを理解してほしい。

103万円の壁の見直しなどを訴え、衆院選で一躍人気を博した国民民主党。

その影響は、党のマスコットキャラクターにも…。
「こくみんうさぎ」の人気もジャンプアップしているのです。

テレビショッピングさながら、YouTubeで「こくみんうさぎ」のグッズを紹介する玉木代表。

PRしていたこくみんうさぎのグッズが、党の人気に伴いオンラインストアで売り切れ続出。
10月には150件以上の配送が追い付かず、一時、販売中止の事態となりました。

こくみんうさぎは、5年前に公認された国民民主党のマスコットキャラクターです。

手が短いため、公認証書は耳でキャッチ。
マスコットをうさぎにした理由は、「長い耳で声を聞き、大きな目で世の中を見る」という意味が込められているといいます。

2019年当時は、「うちの場合は本人(玉木代表)よりもうさぎのほうが人気あるので、まずはうさぎを推し出そうかなと」という自虐的な発言もありました。

売り切れが続出していたグッズは6日午後、一部の商品を販売再開。

その人気ぶりを玉木代表に聞くと、「選挙前から爆発的に売れ始めまして、在庫がなくなって。大変な売り上げに党職員もびっくりしている」と笑顔を見せた玉木代表ですが、看板政策「103万円の壁」の見直しでも、笑顔を見せることはできるのでしょうか。

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