円安が加速する円相場は、1ドル = 156円をうかがう取引が続いている。

こうした中、日銀は、2日目の金融政策決定会合を開いていて、26日午後の植田総裁の発言に関心が集まっている。

円相場は、1ドル = 155円台での取引が続いている。

日銀は、前回の会合でマイナス金利解除を決めたが、緩和的な金融環境が続くとして、追加の利上げは急がない方針を示している。

今回の会合では、新たな物価見通しが公表され、国債買い入れについても議論される見通しで、円安進行の中どのような政策スタンスを示すのかが焦点。

こうした中、アメリカのイエレン財務長官は、25日、ロイター通信の取材に対し、ほかの国が為替介入を実施する場合について「市場の混乱や過度な変動に対処するため、まれな状況でのみ受け入れられる」との認識を示し、事前協議が望ましいとの考えを示した。

植田総裁は、26日午後、会見する予定で、市場関係者の間では、円安や追加利上げをめぐる発言次第で、円相場が大きく動く可能性があるとして、政府による介入を警戒する声も強まっている。

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