最低賃金を1500円まで引き上げるとの政府の目標を巡り、経済同友会の新浪代表幹事は、政府の目標より早い3年以内での実現を改めて求めました。
経済同友会 新浪剛史代表幹事
「日本が本当の意味で経済が再生するというふうにもっていく大きな試金石が(最低賃金の)1500円であると、このように思います」
新浪代表幹事は、3年以内に最低賃金を1500円に上げるには「ひとりあたりの生産性を上げることが必要」としたうえで、そのためには、最低賃金が上がるという方向性が打ち出されることが重要だと強調しました。
企業が、最低賃金が上がるという「予見性」を持つことで、ITやAIといったツールを活用し「人手不足の中で賃金が上がる前提で生産性を上げていく」と説明しました。
特に、労働力のおよそ7割を抱える「中小企業がそういう風になれるようにやることが重要」と呼び掛けました。
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