日本郵便は、兵庫県の播磨山崎郵便局で、ことし4月から6月に、ゆうパックなどを配達した際の「控え」の書面およそ4万件を紛失したと発表しました。
「控え」には送り主や届け先の個人情報のほか、運転免許証の番号などが記載されていたということです。
日本郵便によると、ことし4月から6月に郵便物を配達した際に受取人からサインなどをもらった後、配達員が預かる「控え」の書面が所在不明になっています。
内訳は、ゆうパックが2万8433件、書留郵便物が1万1080件、レターパックプラスが2919件、国際郵便物などが245件、本人限定受け取り郵便物などが36件で、合わせて4万2713件だということです。
「控え」には、送り主や届け先の個人情報のほか、運転免許証の番号などが記載されたものもあったということです。
9月28日、ゆうパックに関する問い合わせが送り主からあり、播磨山崎郵便局内に保管されているはずの「控え」の書面を確認しようとしたところ、所在不明になっていることが判明したということです。
「控え」は局内で、定期的に確認することになっていますが、播磨山崎郵便局内では行われていなかったとみられています。
日本郵便によると、「控え」は個人情報が含まれていない資料とともに廃棄してしまった可能性があるということですが、第三者による不正利用は確認されていないということです。
日本郵便は、「関係のお客様に多大なご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。また、弊社に対する信頼を損なうこととなり、重ねてお詫び申し上げます。今後はこのような事案が発生しないよう改めて指導を徹底し、再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
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