ことしの新米、去年より品質が良さそうです。ことしのコメの「1等米」の割合が平年並みの77%となりました。

コメの等級は、色や形などをもとに4つの区分に分類されていて、最も見た目の評価が高いコメは「1等米」に分類され、買い取り価格も高くなります。

農林水産省がきょう発表したコメの検査結果によりますと、9月末時点の2024年産米の「1等米」の割合は全国平均で77.3%と、8月末と比べ13ポイント以上、上回りました。

北海道や東北地方など、主な産地での収穫が本格化したことに加えて、品質も良かったことが要因だと分析しています。

また、高温や水不足の影響を大きく受けた前の年の同じ時期と比べても、品質は大きく上回りました。

農水省によりますと、ことしも気温は高かったものの、去年より降水量が多かったことや、農家による高温対策が適切に行われた結果だということで、去年の水準と比べると平年並みに回復したと説明。

次の調査で、さらに「1等米」比率が上昇する可能性もあります。

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