今回の選挙結果を受けて、マーケットはどう反応したのでしょうか。東京証券取引所から報告です。

 (経済部・島田龍二記者報告)
 市場関係者は、マーケットにとって「想定の範囲内の結果で最悪のケースは避けられた」と話しています。

 28日朝の日経平均株価は、わずかに値を下げて取引が始まりました。

 ただ、その後、一時700円以上、値上がりするなど一見すると不可解な値動きを見せました。

 結局、午前の終値は先週末に比べて549円高い3万8463円でした。

 円相場は今後の政権の枠組みや日銀の利上げへの不透明感もあり、円安が進んでいます。

 市場関係者は「選挙が終わった安心感と、ひとまずは石破政権が続き、今後、大型の経済対策を打たざるを得ないことが好材料となっているのでは」とみています。

 市場は不安定な政治状況をにらみつつ、今週の日銀の金融政策決定会合やアメリカで発表される重要な経済指標に注目することになります。

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