先月29日、中国籍の18歳の男が起こした事故で、衝突された車に乗っていた日本人男性が死亡しました。
日本の免許を持つ中国人による交通事故は、年100件単位で増加しています。
■中国人が日本の運転試験場に殺到 「外免切替」の制度とは
日本の運転免許試験場には、多くの中国人が。彼らが求めるのは日本の運転免許です。
通常の免許試験を控えているわけではありません。
免許の切り替え、「外免切替」という制度があります。
外国の免許証を持つ人は、知識に関する試験と運転技能の確認をそれぞれクリアすることで、日本の免許証へ切り替えることができます。
この知識に関する試験は、通常の運転免許試験と、大きく異なるということです。
テストは2択形式で、全10問。7問正解すれば合格。
中国人が日本の免許を得るメリットの大きさがあります。
日本は、ジュネーブ条約に加盟しているため、日本の免許があれば100カ国近くの加盟国で運転できる国際免許ができるようになるのです。
■免許の住所が「ホテル名」でも可能で観光ビザでも取得できるという
中国人男性が外免切替の方法で取得した日本の免許証。
住所欄をよく見てみると、ホテル名が書かれています。
実は外免切替において、住民登録の有無は不問で、観光ビザでの取得も可能。
宿泊したホテルに一時帰国証明書を出してもらえば、ホテルの住所で日本の免許を取得することができるのです。
■「外免切替」の試験を厳しくすることは
【橋下徹氏】「外免切替の制度をどう考えるか。これはどの外国人に対してもこの制度が適用されますので、もう1つは日本人と同じ免許の試験を受けさせたらいいという意見なんですが、外国で、すでに免許を持っているということが前提なんですね。一から免許を取る場合は、日本人と同じ試験を受けなきゃいけない。
例えば、日本人が外国で車を運転しようと思ったら、国際免許を申請して、日本で国際免許を取りますが、外国では一切試験は受けないですよね。外国の交通ルールも分かってるか、分かってないか分からないけど、国際免許さえ取ればいけるわけじゃないですか。
だから、基本的にはその国で免許を取ると、ほかの国でも運転できるようにしていきましょうっていうのが、この外免切替で、試験をもっと厳しくしろっていうのはアリだと思います。
(日本でも)実技(技能)試験は30%ぐらいしか受かってないんじゃないですか。実技は結構厳しくやっていると思います」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2024年10月25日放送)
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