日米の金利差を背景に円安・ドル高が進むなか、日本銀行の植田総裁は追加の利上げの時期について「一応、時間的な余裕はある」との考えを示しました。
日本銀行 植田和男総裁
「(追加利上げの判断まで)一応、時間的な余裕はあるというふうに考えております」
植田総裁は、足元の円安傾向が国内の物価に与える影響については「アメリカ経済に対する見方や大統領選など、全体を見たうえで丹念に分析して見極めていく」と説明しました。
また、植田総裁とG20財務相・中央銀行総裁会議に出席した加藤財務大臣は、会議の中で「G20として、投機などがもたらす為替市場の過度な変動に注意を払う必要がある」と発言したことを明かしました。
また、加藤財務大臣はアメリカのイエレン財務長官と初めて会談し、為替の動向について日米間で緊密な意思疎通を図っていくことを確認したということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。