企業間で取引をするサービスの値動きを示す9月の企業向けサービス価格指数は、去年の同じ月と比べて2.6%上昇しました。人件費などコストの上昇分を価格に転嫁する動きが続いています。

日銀がきょう発表した9月の企業向けサービス価格指数は、2020年の平均を100とした指数で107.6と、去年の同じ月と比べて、2.6%上昇しました。

前の月と比べると伸び率は0.2ポイント低下しましたが、プラスとなるのは43か月連続です。

▼堅調なインバウンド需要を追い風に「宿泊サービス」は去年より12.7%上昇したほか、▼「道路貨物輸送」は、“2024年問題”の影響でドライバーの人件費の増加分を価格に転嫁する動きなどから、3.1%上昇しました。

調査対象の146品目のうち116品目が去年よりも上昇していて、日銀は「幅広い分野で価格転嫁の動きが見られている」と説明しています。

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