財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会で来年度の予算編成に向けた議論が始まりました。

 石破政権発足後、初めてとなる16日の審議会では、経済や国の財政状況などが議論されました。

 政府は2025年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化を目指していますが、年内に予定される経済対策の財源となる補正予算の規模などで達成が難しくなります。

 石破総理は15日、去年の13兆円を上回る規模にするとの考えを示しましたが、審議会は「経済対策は必要性を十分、精査したうえで有効な政策を積み上げていくのが重要」としたうえで、2025年度のPB黒字化は目指すべきだと指摘しました。

 審議会は個別の政策についても議論したうえで建議をまとめ、政府に提言する予定です。

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