海上自衛隊の潜水艦の蓄電池の充電を巡り、3年間で8100万円余りの電気料金の過払いがあったことが会計検査院の検査で分かりました。
会計検査院が調べたところ、海上自衛隊は2020年度からの3年間、定期検査などで潜水艦の製造元に依頼した鉛畜電池の充電の際に、実際にかかった電気料金より8132万円多く支払っていました。
過去の実績などをもとに、算出した予定電力量に応じた料金をそのまま支払っていたということです。
充電に使用した電力量をメーカー側が報告する必要がない契約になっていたことが原因で、これまでの過払い分を請求することはできないとしています。
蓄電池は、潜水中の電力の供給源として使われるもので、海上自衛隊が運用している潜水艦25隻のうち、20隻が鉛蓄電池を搭載しています。
会計検査院の指摘を受け、海上自衛隊は今年度からメーカー側に実際の電力量を報告させるよう、契約方法を改定しています。
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