外国人観光客がこの夏訪れた、人気急上昇エリアランキングが発表されました。外国人観光客が発掘したニッポンの魅力とは?
■「SNSで知る」外国人観光客 人気急上昇ランキング!
10月1日から始まった中国の大型連休「国慶節」ということもあり、熊本県内には、多くの中国人観光客の姿がありました。
中国の観光ガイド
「九州で一番人気なのは熊本城と阿蘇。TikTokとか中国のSNSで(情報を)知ります」
思い思いの旅を楽しむ外国人観光客のみなさん。そんな中、今ニッポンの新たな観光名所が登場。
ナビゲーションアプリを手がける「ナビタイムジャパン」が、この夏の外国人客滞在数、増加率ランキングを発表しました。
▼第1位 北海道当別町(去年の21倍)
北海道といえば日本が誇るグルメ王国。ずっしりとしたタラバガニに、
大きなホタテなど、新鮮な海鮮を楽しめますが、当別町を訪れる外国人も北海道が誇る“ある食べ物”がお目当てなんです。
ハワイからの観光客
「ここのチョコレート大好きなんです。とてもおいしい」
北海道土産の定番チョコレート「ロイズ」。工場見学ができるスポットが、去年グランドオープンし、データによると、外国人観光客はここでの滞在が多いことがわかりました。
台湾からの観光客
「工場に来たかったです。やっと来られて嬉しい」
札幌駅から電車で30分というアクセスの良さに加え、日本のチョコレートなどのお菓子にハマる外国人も多く、それも人気の要因になっているということです。
▼第2位 福井県勝山市
外国人の滞在数が去年の20倍と人気急上昇。
今年3月、北陸新幹線の延伸により、福井県はアクセスが格段に向上しました。データからは、福井県立恐竜博物館などでの滞在が多かったといいます。
外国人観光客
「みんな言っているよ。映画ジュラシック・パークはここを基に作ったんじゃないかって(笑)」
外国人の関心は意外な街にも…
▼第3位 香川県宇多津町
外国人の滞在数が去年の8倍。
瀬戸内海に面したこの町では、目を疑うような絶景が見られると、外国人たちに人気となっているのです。
外国人観光客
「金魚が空を泳いでいたの」
瀬戸大橋をバックに、確かに金魚が空を飛んでいる?ように見えます。
外国人観光客
「今回の旅で必ず見たかったんだ」
その名も「ソラキン」という施設。窓際に配置された水槽を撮影すると、まるで金魚が空を飛んでいるような映え写真が撮れると、外国人たちの間で話題に。この夏、観光客が急増したといいます。
外国人が集まる意外な町には、私たちの知らないニッポンの新たな魅力が詰まっていそうです。
■“雲海”に浮かぶ大仏殿
井上貴博キャスター:
【訪日外国人の滞在数増加率ランキング】
▼1位 北海道当別町 去年の約21倍
▼2位 福井県勝山市 去年の約20倍
▼3位 香川県宇多津町 去年の約8倍
※ナビタイムジャパン調べ
2位の福井県勝山市には、私たちもロケでうかがいました。大師山清大寺の「越前大仏」は、像高17メートルで日本最大の座像とされています。周りには1281本もの仏像が安置されています。
奈良の大仏よりも約2m高いそうです。写真スポットとして、“映える”なと思いました。
また、大師山清大寺では、今年から雲海特別観覧というイベントを始めました。午前8時から9時、午後4時から5時までで、11月下旬までの予定です。宿泊してもらいたいという思いもあり、この時間設定にしているそうです。
ホラン千秋キャスター:
次の朝に見るための前泊などということですね。
井上キャスター:
朝が特にいいそうです。風が穏やかで、雲海が綺麗に見えるということです。
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