外国人に大人気の和牛。なかでも今、注目を集めるのは「最高級の和牛」です。その魅力は何なのか聞いてみました。

■「牛カツ」「焼き肉」開店前から行列も

 衣の中のお肉はきれいなピンク色。レアに仕上げた「牛カツ」です。

台湾から訪れた人
「見た目が素晴らしい。中がレア」

 「牛カツ」にはブランド和牛の宮崎牛、その最高ランクのA5等級を使っています。衣を付けてカラッと揚げたら、牛カツが完成。サシが細かく柔らかいため、外国人観光客に大人気だといいます。

 東京・銀座で去年9月にオープンしたカツ店。開店前から行列ができるなか、台湾から来た女性は牛カツを注文。

 選んだのは牛肉の最高級部位と呼ばれる「シャトーブリアン」です。牛の中央部、希少なヒレ肉の中でも、さらに希少。牛1頭から、わずか600グラムほどしかとれない超希少部位です。

 この最高級のシャトーブリアンを使った「ビーフカツ膳」は、お値段1万4080円。

■外国人客が最高級和牛を求めるワケ

台湾から訪れた人
「A5ランクの和牛を食べてみたかった。米国や台湾ではとても高級ですが、日本は安い。和牛は肥えていて脂がのっている。前にトンカツを食べたが牛カツもいい」

 同じく銀座の焼肉店に高級和牛を求めてやってきたのは、中国の大型連休「国慶節」で日本旅行に来た中国人観光客です。

 息子を連れたお父さんが注文したのは宮崎牛A5ランクの「シャトーブリアン」です。非常に柔らかく、きめが細かいシャトーブリアンを焼いてご飯にのせた「宮崎牛肉まぶし御膳」。シャトーブリアンを選ぶと1万6500円と高額です。今や和牛は世界中で流通するなか、日本で食べる訳は…。

中国から訪れた人
「中国より安い。日本の和牛はおいしい。今、中国国内ではオーストラリア産の和牛がほとんど。中国では同じ値段でもいい部位ではないので、日本で和牛を食べるのはベストな選択」

 日本が誇る本場の和牛に外国人観光客たちは夢中です。

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