福島県人事委員会は県職員の給与とボーナスについて、33年ぶりの上昇幅となる引き上げを勧告した。
福島県人事委員会が、県職員の給与を福島県内174の民間企業の平均と比較したところ、月給で1万334円、ボーナスで0.13ヵ月分低い状況だった。
そのため、大卒の行政職で初任給を2万3200円引き上げたうえで、すべての年代で月給を引き上げることを知事と議会に勧告した。
月給の引き上げは、平成3年以来、33年ぶりの水準で大きく、初任給の引き上げ金額は過去最大。
また、ボーナスについても0.15ヵ月分の引き上げを勧告していて、行政職の平均年齢の41.4歳を基準にすると、年収で23万49円増える内容となる。
月給とボーナスの引き上げ勧告は3年連続で、福島県によると、今回の勧告の対象者は約3万人、勧告に従えば年間で約79億円の増額となる。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。