家電などのリサイクル事業に取り組んでいる秋田県大館市の企業の新たな工場が完成し、報道機関に公開された。

大館市花岡町に完成したのは、DOWAホールディングスのグループ会社「エコリサイクル」の第三工場。

エコリサイクルは、不要になった家電製品を処理し、金属やプラスチックなどに分別することで資源の再利用につなげるリサイクル事業に取り組んでいる。

新しい工場の処理の対象は「冷蔵庫」に特化される。冷蔵庫には、断熱材としてウレタンが使用されているが、これまでの工場ではリサイクルが可能なプラスチックとの分別が難しく、一定の量がともに廃棄されてきた。冷蔵庫だけをほぼ自動で処理することで選別の効率が上がり、廃棄する量も減るため、人手不足の対応や作業員の負担軽減が期待されている。

 エコリサイクル・梶原史洋代表取締役常務:
「われわれが資源循環の仕事をたくさんやっていくことで、環境や社会のためになると自負しているので、どんどんビジネス的にも広げて頑張りたい」

将来的には現在は廃棄されているウレタンを有効活用するため、固形燃料に加工する事業にも取り組みたいとしている。新しい工場は10月1日から稼動している。

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