(ブルームバーグ):サントリーホールディングスの新浪剛史社長は、1日に発足した石破茂内閣について、「長く続いた政権に比べて多くの異なる視点を持っている。経済を活性化する新しいアイデアに期待している」と述べた。
新浪社長は企業の幹部らで作る経済同友会の代表幹事も務め、経営者の視点を基に日頃から国の政策について意見している。2日午前にブルームバーグTVのインタビューで話した。
石破内閣の主な政策については、岸田政権の路線を継続するとの見方を示した。一方で、経済成長のためには労働の流動化や賃上げを続ける必要があると強調。経済同友会の調査では、来年も賃上げを予定する企業が多いことを紹介し、賃上げによって「日本の企業は多くの社員や才能を保つことができる」と述べた。
同社は来年春も約7%の賃上げを目指す方針を示しているが、この点については「どの程度の引き上げになるかはわからないが、他社も追随せざるを得ないと思う」との考えを示した。
サントリーHDの事業展開については、現時点では企業買収ではなく社内の努力による成長を目指すとした。その上で、「大きなリソースを投入している米国で事業基盤が確立されれば、そのときに検討したい」との考えを示した。
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