(ブルームバーグ):30日の欧州株は下落。自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)やステランティスの見通し引き下げが重しとなった。ストックス欧州600指数は1%安。自動車関連銘柄や旅行・娯楽株が特に売られた。
ドイツ政府が今年の成長見通しを引き下げ、ゼロ成長を見込んでいるとのブルームバーグの報道を手掛かりに、ストックス600は一段安となった。
欧州債市場ではドイツ10年債が一時の下げを埋めた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がインフレを抑制できるとの楽観を強めており、それを10月の政策判断に反映させると語ったことに反応した。
短期金融市場はECBによる10月の利下げは22ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と織り込む。先週末は20bpだった。これは、来月0.25ポイント利下げが実施される確率として約90%に相当する。
英国債は下落。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)の利下げ見通しを後退させ、年末までに36bpと想定する。先週末から3bp低下した。
9月30日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Extend Losses as Carmakers Slump After Warnings
Bunds Erase Drop Amid Bets on ECB October Cut: End-of-Day Curves
(抜粋)
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