大手銀行は10月1日から住宅ローンの変動金利を引き上げます。住宅販売の現場では駆け込み需要も起きています。
三菱UFJ、三井住友、りそな、三井住友信託の大手銀行は10月1日から変動型住宅ローンの基準金利を0.15%引き上げます。
みずほ銀行はすでに契約している住宅ローン利用者に対しては同様に基準金利を引き上げますが、10月に新たにローン契約を結ぶ利用者に対してはこれまでの金利を据え置きます。
引き上げるのはそれぞれ約15年から17年ぶりで、住宅販売の現場では金利が上がる前に購入を決めようと問い合わせなどが増えています。
オープンハウス営業推進部 山口靖博次長
「問い合わせの件数、資料請求、会員登録といったお客様の声、そして実際に成約されるお客様の件数は両方ともに前年より増えている」
住宅購入検討の夫婦
「最初はこっちと完全に決めていた銀行が(金利が)上がるのを見て『ちょっと考え直していいですか』というのを今ちょうど聞いている」
すでに契約している人は早ければ12月から返済額が増えますが、多くの利用者には基準金利よりも利率が低い優遇金利が適用されていて、影響は限定的とみられています。
今後、日本銀行がさらに利上げすることも予想されるなか、ネット銀行も含めた住宅ローンの金利競争が激しくなりそうです。
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