（ブルームバーグ）：米セントルイス連銀のムサレム総裁は、今月の会合で通常より大幅な0.5ポイントの利下げを決定したことを受け、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）は「漸進的」な金利引き下げに戻るべきだと語った。

ムサレム総裁は英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、米経済が金融緩和に「非常に活発」に反応し、需要がかき立てられることで、インフレ率を２％に抑えるという連邦準備制度のミッションが長引く恐れがあると認識を示した。

「私にとってそれは現時点でブレーキを緩めることだ。政策を徐々に景気抑制的でない状態にするということだ」と同総裁は述べた。今月公表されたＦＯＭＣ参加者のドット・プロット（金利予測分布図）によれば、ムサレム氏は、0.25ポイント１回を上回る年内の利下げを想定している。

今年のＦＯＭＣで同氏は投票権を持たない。

原題：Fed’s Musalem Prefers ‘Gradually’ Lowering Rates Moving Forward（抜粋）

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