(ブルームバーグ):ムーディーズ・レーティングスは27日、イスラエルの格付けを引き下げたと発表した。格下げは今年に入り2度目。パレスチナ自治区ガザでの1年近くに及ぶ戦闘や、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの紛争激化に伴い、経済的負担が増大していることが響いた。

発表資料によると、ムーディーズはイスラエルの格付けを「Baa1」と、従来の「A2」から2段階引き下げた。これは投資不適格級を3段階上回る水準。格付け見通しは引き続き「ネガティブ(弱含み)」。

ムーディーズは発表資料で「地政学的リスクは一段と大きく高まり、極めて高い水準に達し、イスラエルの信用力に短期的にも長期的にも重大な悪影響が及んでいる。イスラエルとヒズボラの紛争はここ数日で著しく激化している」と指摘した。

 

原題:Israel Is Cut by Moody’s Again as War Takes Economic Toll (1)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。