27日午後の金融市場は、自民党総裁選の投開票が進むにつれて大きく動く展開となりました。

日経平均株価は、午後に入り上げ幅を広げ、900円を超える大幅上昇となりました。

総裁選の1回目の投票で高市経済安保相が得票トップとなる中、経済政策への期待感から買いが広がりました。

株価を押し上げたのは円安の進行です。

円相場では、一時、1ドル=146円台前半まで円安が進みました。

日銀の利上げ方針に反対する高市氏が選出されれば、日銀が金利を上げにくくなるとの見方が広がったためです。

ところが、決選投票で石破元幹事長が選ばれると、円安の流れが円高へと数分の間に一気に反転しました。

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