経営者の高齢化や後継者がいないなどの理由で廃業せざるを得ない中小企業が増えている中、事業の継続や経営戦略について考えるフォーラムが24日に長崎市で開かれました。

九州経営者フォーラムには県内企業の経営者 約100人が参加しました。

講演したアイスや冷凍食品の卸売を行う佐々町の佐々木冷菓・佐々木裕二 副社長は、創業から60年以上会社が守り続けてきた「理念」について語りました。

佐々木裕二 代表取締役副社長
「消費者が商品を選択できる機会を増やす、それは佐々木冷菓の使命」

佐々木副社長は消費者が本当に求める商品を届けることが大切と述べました。

会社を長く続かせる上で、今課題のひとつになっているのが後継者の問題です。

帝国データバンクによりますと、県内の約6割の企業が「後継者が不在」という問題を抱えていています。

第3者に事業を譲る「事業承継」が注目されているということです。

M&Aキャピタルパートナーズ 中村悟 代表取締役社長
「残すべき事業・技術・雇用、子供が継いでくれないばかりに潰してしまうのは、取引業者や社員に対してはかわいそうなこと」「違う力で会社・事業を残すことも経営者としては重要な選択肢になるのかなと」

会社はもとより地域の経済発展のために、いかに事業を続けていくべきか経営者たちは熱心に耳を傾けていました。

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