(ブルームバーグ):金価格はアジア時間25日に過去最高値を更新した。米国の低調な経済指標の発表を受け、追加利下げ観測が高まった。金価格は前日には1%余り上昇していた。銀価格は4カ月ぶりの高値付近。

金価格は一時0.3%上昇し、1オンス=2665ドルを超え、24日に付けた最高値を更新した。9月の米消費者信頼感指数は3年ぶりの大幅な落ち込みとなった。銀価格は24日に4.6%急騰し、4カ月ぶりの大幅高となっていた。

 

スワップトレーダーらは、米金融当局が年内に計0.75ポイント強の利下げを実施するとの観測を強めている。利息が発生しない金や銀にとって金利低下は追い風となる傾向がある。一方、ドルが下落すると、金や銀の購入コストは多くの買い手にとって安価になる。

金スポット相場は一時、史上最高値2665.25ドルを付けた後、シンガポール時間午前10時34分(日本時間同11時34分)時点で0.2%高の2662.77ドル。前日に0.5%下落したブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。

原題:Gold Rises to Record High as US Data Support Deeper Rate Cuts(抜粋)

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