牛丼チェーンのすき家は24日、主力商品のカレーのルウを「甘め」にリニューアルすると発表した。

これまで具材は少なくスパイシーなルウだったが、甘めをベースにしたほか、ジャガイモやニンジンなど、ごろごろとした具材を加え「おうちのカレー」に近づけたという。

ゼンショーグローバルファストホールディングス営業企画部の寺田健吾部長は「(ルウには)新たにさつまいもとパイナップルと牛乳を甘さを引き出すために加えた」と説明。ルウを甘めにするが、辛い需要にも応えるため「特製辛口ソース」を別添えにする。ソースを少量で加えるとピリ辛、多く加えると従来のカレーよりもさらに辛いため、一つの商品で味変ができる。

リニューアルの狙いは「ターゲット層の拡大」と「食事体験」。これまでも未就学児向けのお子様カレーは提供していたが、小学生や辛いものが苦手な大人の層を取り込めていなかった。

また、同じ商品を買っても個人で辛さを調整するため、その日の気分によって楽しむことができるとしている。

寺田部長は、「“牛丼のすき家”という認識は結構持たれてると思うが、カレーもすき家と想起していただけるような商品にしたい」と語った。

10月1日午前9時から新しいカレールウに切り替わる。

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